公益社団法人　琉球水難救済会の活動

  

　社団法人琉球水難救済会〔会長比嘉榮仁〕では、６月２６日沖縄県浦添市立宮城小学校において、ＮＰＯ法人日本ライフセ－ビング協会沖縄県支部〔支部長豊見山明久〕及び第十一管区海上保安本部救難課の協力を得て、同校小学校３年生を対象に親子「若者の水難救済ボランティア教室」を開催しました。

宮城小学校３年生の皆さん

　教室は、夏休み前に、親子のふれあいや海に対する認識を高めるなどして楽しい夏休みを迎えて貰うために、ＰＴＡ役員が父兄に呼びかけ開催したところ、多くの父兄や学年担任の先生方も参加し、生徒６５名、父兄６２名が参加しました。
　同校での教室の開催は、平成２０年に低学年１年生を対象に、今年は、３年生を対象に教室を開催し、生徒が継続して参加できたことは、大変意義深い教室でした。
　生徒達も体育館館内でのスポ－ツゲ－ムやプ－ル内でのライフジャケット着用しての浮力体験などに目を輝かせながら楽しんでいました。
　また父兄もわが子を見守りながら子供と一緒にプ－ルに入り、一生懸命に対応しており、親子のふれあいも見られ楽しい教室で好評でした。

海やプ－ルでの安全について説明を受け、水に親しむ生徒達


ライフジャケット着用して水に親しみ、浮くことを知る体験


生徒達がバディ－を組んで、互いに安全を確認する体験  

　社団法人琉球水難救済会では、６月２４日平成２２年度第５４回通常総会を那覇市内沖縄かりゆしア－バンリゾ－ト・ナハにおいて開催しました。
　総会では、第十一管区海上保安本部那須秀雄本部長、日本水難救済会上岡宣孝常務理事のご臨席をいただき、会長あいさつ比嘉榮仁副会長、那須本部長様及び上岡常務理事様からの祝辞後、議案審議に入り、平成２１年度事業報告、決算報告及び平成２２年度事業計画〔案〕及び予算等について承認されました。
　本年度は、役員の任期満了にあたり、役員の改選が行われ、新会長に琉球海運株式会社代表取締役会長比嘉榮仁氏、副会長に沖縄県漁業協同組合連合会会長國吉眞孝氏、沖縄旅客船協会会長桃原敏夫氏、ザ・テラスホテルズ株式会社常務取締役新垣哲雄氏の方々が承認され、就任いたしました。
　当会では、公益法人移行認定申請への準備作業中でありますが、総会において公益法人移行認定申請等について決議されました。

会長あいさつ

琉球水難救済会比嘉副会長

来賓祝辞

十一管区海上保安本部那須本部長

日本水難救済会上岡常務理事  

リゾ－ト地域でのマリンレジャ－事故対策訓練に参加

　社団法人琉球水難救済会では、平成２２年６月１８日恩納・読谷地区海難救助連絡協議会が主催するマリンレジャ－事故対策訓練に参加し、救難所員の合同訓練を行いました。
　海難救助連絡協議会は、第十一管区海上保安本部、リゾ－トホテル、漁協、海洋レジャ－関係者、警察・消防機関等が加入した組織となっています。沖縄本島の恩納村及び読谷村地区は、リゾ－ト地域として多くのリゾ－トホテルがあって、夏期の行楽期に入りマリンレジャ－を楽しむ観光客や県民等で賑わっているところであり、今回の訓練は、恩納村在ルネッサンスリゾ－トオキナワ前面海域において行なわれました。
　当会では、日本ライフセ－ビング協会沖縄県支部から、講師の派遣を受け、第十一管区海上保安本部等の指導のもと救難所員による救助技術の向上等の訓練を行いました。
　訓練には、９救難所が参加し、１１８番による事故通報訓練、水上オ－トバイを活用したライフスレッドによる漂流者救助訓練、金武地区消防衛生組合恩納分遣所講師による心肺蘇生法及びＡＥＤ取扱い訓練が行なわれるとともに第十一管区本部によるヘリによる漂流者吊り上げ救助展示訓練等が行われる一方、海上保安機関と消防機関との無線通信訓練も行われました。
　同訓練は、毎年行なわれていますが、夏場の行楽期を迎え、人命救助活動に出動する救難所員にとって、多いに成果のある事故対策訓練でした。


　　　　　　　　　　　マリンレジャー対策訓練


　　　　　　　　　　　訓練開始・連絡協議会


　　　　　　　　　　　消防講師によるAED取扱い説明


　　　　　　水上オートバイ及びライフスレッド訓練


　　　　　　１１８番通報による事故通報訓練