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Posted by TI-DA at

2014年04月10日

西表島での救難所員合同訓練

琉球水難救済会では4月10日八重山の西表島上原救難所の協力を得て、この地域でダイビング・スノーケリング事業に従事するスタッフに対する安全講習と救助訓練を行った。
午前は琉球水難救済会の浅野常務理事が会の活動についての説明があり続いて『海難はゼロにはならない。発生した事故が重大な結果にならないように迅速確実な救助と『命のリレー』を行わなければならない』こと等についての講話を行った。
続いて沖縄ダイビング安全対策協議会会長が講演、さらに沖縄ライフセービング協会による心肺蘇生法などの理論と実際を勉強した。
午後には石垣海上保安部の警備救難課長が訓練を見守る中で、受講者全員が海に入り、遭難者の救出、搬送、診療所に搬送するトラック上での対応などを学んだ。
この訓練には午前と午後で90名の若者達が参加した。
彼らの安全意識は高く、来年度もこの種の訓練を実施して欲しいとの要請を受けた。
  


Posted by 公益社団法人 琉球水難救済会 at 17:52

2014年04月08日

ブセナビーチでの訓練延期について

写真は各救難所に配布されるのを待つ救難資器材

琉球水難救済会では、例年5月中旬にブセナビーチで『本島地区救難所員合同訓練』と銘打ったライフスレッドレスキュー訓練を実施していましたが、年々参加者が減少してきたことから、本年度は延期することで
調整しています。
この訓練はレジャー関連救難所を対象に実施されていたものですが、ライフスレッドが県内救難所に隈無く普及し技術が向上してきたこと等により、参加者が減少してきた等の理由で延期するものです。
現在、10月下旬を目処に、新たな水上バイクの繰法や他の救助手法を取り入れた訓練を実施する方向手で調整中です。
それまでは、各救難所の実状に合わせた個別訓練を行っていきます。
  


Posted by 公益社団法人 琉球水難救済会 at 10:16

2014年04月04日

事務所ビル解体

琉球水難救済会の建物は昭和42年に琉球政府から1万ドル(今の100万円)の資金を得て二階建てとして建設された。
完成式典に出席した日本船舶振興会の笹川良一氏が『三階建てにしたら』との一言で翌年にはは三階建てとなったらしい。
建物は一階が救難器材倉庫、二階は事務所、三階は遭難船舶から救助された船員が、祖国からパスポートが届くまでの宿泊施設として使われた。
沖縄が復帰すると遭難船員はホテルに宿泊するようになり役割が終わったので、1階部分を空け事務所を3階に移して1、2階をサルべージ会社に賃貸し、以後47年の間風雪に耐えてきた。
その頃には、塩分を含むコンクリートが使われていたことから鉄筋が腐食し、近年はコンクリートの剥離が多くなってきたので危険を感じて立て替えることとなった。
新しいビルは9月完成予定で2日に起工式を行った。
解体を見ていると、泊港が様変わりした50年に近い歴史を思い出さずにはいられない。(浅野)

  


Posted by 公益社団法人 琉球水難救済会 at 11:37